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シュノーケリングの注意点

シュノーケリングの注意点caution

沖縄でシュノーケリングをするための注意点

シュノーケリングを楽しむ上で注意すること

ウミガメのイラスト

沖縄で個人的にシュノーケリングを楽しむ上で注意することについて書かせていただきます。(ショップのツアーに申し込む場合には、ガイドが説明してくれるのでしっかりと聞いて守りましょう。ここでは個人的にシュノーケリングをする場合について書いております)

大雑把になってしまいますが、

@海洋生物の中には毒をもっているものもいるので注意
Aサンゴ礁や岩などでケガをしてしまうことがあるので注意
B一人で遊ばずに誰かと一緒に見える範囲でシュノーケリングをすること
C必ずライフジャケットかウエットスーツを身につけましょう


などです。


■以下、詳しく説明■

@海洋生物の中には毒をもっているものもいるので注意

(注意が必要な海洋生物の例)
シュノーケリングの際の海面近くでも良く遭遇する生物として、

ウミヘビは強い神経毒をもっているため、噛まれると体が麻痺して動けなくなります。ウミヘビから攻撃してくることはほとんどないのですが自分に向かって近づいてくることがあり、そうすると慌ててしまったりします。しかし慌てず、刺激せずにゆっくりと離れていきましょう。

ミノカサゴは動きはゆっくりですし、近づいてもあまり逃げませんし、一見すると美しい姿をしているのでつい近くで見たくなってしまうかもしれません。しかし、注意していても陸上に比べて水面だとうまく動けず、ふいに触れてしまうこともあります。触れてしまうと、背びれ、腹びれ、尻びれに毒があって、刺されるととても痛いので、近づかないようにした方が身のためです。

ガンガゼは、浅いサンゴ礁や岩場などに生息していて、20cmから30cmくらいの長い棘をもち、刺さると激痛です。海中を覗いているときには見つけやすいので近づかなければ良いだけなのですが、シュノーケリングをしようとして岩場の浅瀬を歩いているときや、シュノーケリングを終えて浅瀬で立ち上がって岸に向かって歩いているときなどには注意が必要です。海面の上からでは海中の様子が良く見えず、踏んでしまうことがあります。

オニダルマオコゼは色や形が石や岩によく似ているため、注意していても踏みつけてしまうことがあります。この見た目を活かして浅い岩場に隠れているので、シュノーケリングでは、Entry(エントリー)とExit(イグジット)のときに、浅瀬を歩いたりしますが、このときに岩と間違えて踏んでしまったりします。背びれに棘があり、ハブ毒の30倍以上と言われる猛毒をもつといわれているので気を付けてください。


沖縄県の公式サイト
気をつけよう!!海のキケン生物



Aサンゴ礁や岩などでケガをしてしまうことがあるので注意

沖縄でシュノーケリングをする場合には、ビーチや岩場などの陸からのエントリーと、ボートでのエントリーがあります。

特に注意が必要なのは、陸からのエントリーの場合です。

白砂のビーチからのエントリーですぐ先にサンゴ礁などがあれば快適にシュノーケリングを楽しむことが出来るかもしれませんが、沖縄の場合は岩場を歩いてエントリーするようなところの方が魚がいたりしてシュノーケリングを楽しめる絶好のポイントだったりします。

この場合、ビーチサンダルなどを履いて岩場を歩き、シュノーケリング出来そうな(泳げそうな)場所についたらフィンに履き替えてシュノーケリングをするというのが一般的です。

ただ、ビーチサンダルだと足の横を岩で切ってしまったりしますので、出来ればまマリンシューズを履いた方が良いと思います。

マリンシューズは、足首までしっかりホールドされているので水中でも脱げにくく、ソール(シューズの底)がラバー素材のものを選べば滑りにくくて歩きやすいですし、多少の岩場でも痛くなくて安全に歩けます。

それから、岩場でシュノーケリングをする場合には、手にもグローブを付けた方が良いでしょう。手の届く岩場をつかんだ際に手をケガしてしまうことがありますので、グローブを付けないのであれば岩場などをつかまない、岩場などをつかむ可能性があるならグルーブをする方が良いと思います。

特に岩場を歩いてからエントリーするような場所だと、浅瀬を歩いているときにつまづいて手をついてしまうこともあり、こうした際にはかなり手を切ってしまうこともあります。

正直なところ、シューズやグローブなどがない方が開放感があって気持ちが良かったりするのですが、実際のところシュノーケリングを楽しんで陸に上がってきて少し歩いてふと足元を見たら血が流れていたとか、お風呂やシャワーを浴びていたら皮膚がカッターで切ったように傷ついている場所を見つけたということは多いです。

体に傷がつけば体内になにか良くないものが入ってしまう可能性もあり、発熱など思わぬ病気になってしまうこともありますから、楽しく海遊びをするためにしっかりと自分の体を保護してシュノーケリングをしてください。



B一人で遊ばずに誰かと一緒に見える範囲でシュノーケリングをすること

ダイビングだとバディシステム(2人もしくは2人以上が組となって一緒に行動する)を守って楽しむということをダイバーの誰もが知っていますので、基本的に単独では潜りません。一方で、シュノーケリングだと安易に安全だと思ってしまうようで、単独で楽しんでしまったりすることもあります。

しかし、ダイビングと同じようにシュノーケリングも単独で遊ぶのは危険だと認識してください。

ダイビングの場合は、水中でのエア切れなどのトラブルが発生しても、一緒に潜っているバディと助け合いながら安全を確保する方法を講習で学びます。ダイバーでなくても、水中でのトラブルが危険であることはなんとなく理解しやすいので、こうしたバディシステムは一般的に納得できるかと思います。

一方で、水面を泳ぎながら水中を見て楽しむシュノーケリングは、ダイビングに比べて安全だからバディシステムなど必要がなく単独で楽しめると安易に考えてしまう人もいるようです。

しかし、実際にはどうでしょうか。

ダイビングでも多くの事故は、水深の浅い場所や水面などで起こっております。もちろんこれは、減圧などの問題で発生することも多いので、シュノーケリングとは単純に比べられません。

ただ、シュノーケリングでも危険はありますし、トラブルが起こった際に近くに誰もいなければ助かるものも助からなくなってしまうかもしれません。

例えば、毒をもっている海洋生物に触れてしまい、体がしびれて泳ぐことができなくなったらどうなるでしょうか。

また、突然心臓が苦しくなって泳ぐことができなくなってしまったらどうなるでしょうか。

近くに一緒にシュノーケリングをしているバディがいれば、異変に気が付いて助けてくれたり助けを呼んでくれたりして、何らかの対処をしてもらうことが出来るかもしれませんが、単独で遊んでいたら誰にも気づかれずにそのまま流されていってしまったり溺れてしまうかもしれません。

毎日のように海に入っているダイビングインストラクターでも、擬態している毒をもった海洋生物に気が付かずに触れてしまい、体が麻痺してとても危険な目にあうことだってあります。

実際、私自身は経験ありませんが、知り合いのトップクラスのインストラクターがオニダルマオコゼを踏んでしまい、激痛で体が動かなくなってしまったという話を聞いたことがあります。

その時は、たまたま近くに知り合いのインストラクターがいて助けを求めて何とか助かったとのことです。(毎日海に入っているトップクラスのランクのインストラクターだったので、最初はふざけていると思われたらしいのですが、その後すぐに事の重大さに気が付いて助けてもらえたと言ってました)

このように、どれだけ経験豊富でも何があるか分かりませんので、単独でのシュノーケリングは避けて、バディシステムで楽しむか、監視員のいるようなビーチなどで楽しむなど、何かあっても他者に発見されるような方法でシュノーケリングを楽しんでください。



C必ずライフジャケットかウエットスーツを身につけましょう

シュノーケリングを気軽に出来る海のレジャーとして、十分な安全対策をせずに楽しむ人がいますが、必ずライフジャケットを着用するかウエットスーツを着て楽しみましょう。

沖縄では毎年シュノーケリングの事故のニュースが報道されています。

そして多くの場合、ライフジャケットなどの安全対策をせずにシュノーケリングをし、何らかのトラブルが発生した後、事故になります。

ライフジャケット着用やウエットスーツを着るなどの安全対策をしていたら、防ぐことができたかもしれない事故もあり、そのたびにニュースなどでもライフジャケットなどを着用するように呼びかけていますが、軽装でシュノーケリングをする人が多いのが実情です。

離岸流(リーフカレント)などで沖に流されると、オリンピック選手であっても抗いながら陸に戻ることは出来ないといわれています。

陸地に沿って横移動し、離岸流(リーフカレント)を抜けてから陸に泳げば無事に戻れる可能性が高まるものの、足のつかない場所で焦ってしまうとパニックになってしまい、そうしたことを冷静に考えることも出来なくなってしまいます。

ライフジャケットなどの浮力を確保できる安全対策をしていれば、少なくとも水面に浮いていることが楽になるため、冷静な判断もしやすくなります。

楽しいシュノーケリングを楽しく行うために、必ずライフジャケット着用かウエットスーツ着用を心がけてください。





ウミガメと花のイラスト



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TEL 050-7109-3508

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